税理士の中でもクラウド会計について否定的な意見を持つ人と
私のように肯定的な意見を持つ人に分かれると思います。
否定的な意見では、「AIの精度はまだ低く、会計の知識がない者
が使用しても正しい帳面は作れない」とのことである。
なるほど、私も税務署勤務時代にクラウド会計を使用している
納税者の相談で経験はあり、そのとおりだと思います。
ただし、税理士が関与してクライアンがクラウド会計を使用する
のであれば、話は別だと考えます。
税理士とクライアントがクラウド会計を共有し、正しく会計処理を
行えばAIの補助的な能力は、双方にとって大変魅力的なツールで
あることは間違いありません。過去、Windowsが世に出て以降の
テクノロジーや通信の環境がめざましく発展を遂げた過程を見て
きた私たちが、今から会計の世界でAIを使わない選択肢はないの
だと思います。
あと、数年もすれば「インストール型の会計ソフト」が役目を
終える日が来るかもしれません。クラウド会計の長所を最大限に
享受するには、「早く始めて、早く使いこなすこと」だと確信し
ていますので、クライアントと共に進んでいきたいと考えており
ます。
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